近年、土間のある家が再度注目を集めています。人気のある理由は様々な活用方法があり、暮らしを豊かにできるからです。
ただ土間のある家を立てるにしても、
「土間のある家ってどんな間取りになるのかな?」
「生活する上で快適なのかな?」
「土間があるメリットやデメリットも知りたい!」
とあなたは思っていませんか?
あなたの理想からただ希望の家を立てるのはリスクしかありません。
ありとあらゆる角度から『土間のある家』を調べたり、専門家に質問するなどしてどんな間取りにするのか、土間のある家を作るのか、判断するのが重要なんですよね。
でないと建てた後、生活していく中で建てた家に後悔してしまうリスクがありますよ。
そこで今回は、土間のある家の事例を3つご紹介!また事例からメリットやデメリットなども解説しています。
今後土間のある家を建てたいと思っているあなたには、必要な情報を掲載しているのでぜひ参考にしてみてください。
土間のある家はどんな家?
今流行りの土間とは、日本古来の住宅から取り入れられた土足で歩ける空間のことです。
屋外と屋内を結ぶ場所にあり、建物の外と内の中間領域のような空間といえます。
昔の日本の家ではよく見られ、土足で歩ける空間なため農作物の下準備やかまどがあって炊事をしたりなど、汚れたものや水を使う作業場として重宝されていたのです。
しかし、おうち時間を重視する現代において、この日本ならではの空間が再度注目を浴びています。
例えば、趣味の空間を土間にすることで、DIYなどの屋内ではできない作業や汚れがちな自転車・キャンプ道具などの保管ができるのです。
他にも、屋内で快適に過ごせるように、風通しを良くする空間としても利用されています。
現代の土間は、モルタル・コンクリート仕上げやタイル仕上げなどが主流となっており、おしゃれな第3の空間として注目されているのです。
土間のある家の事例3選
ここからは、土間のある家の事例として下記3つを紹介します。
- リビングまで土間が続く家
- 土間リビングのある家
- 風と光を感じる公園のような家
まだ土間がある家のイメージを持てない方もいると思いますので、上記の事例を参考にしてください。
リビングまで土間が続く家
この家は、家主の薪ストーブの炎を見ながらお酒が飲みたいという希望を叶えた家です。
薪ストーブが設置された土間は、腰掛スペースを設けることで、お酒を飲みながらくつろげる空間となっています。
また、土間とリビングに仕切りを設けないことで、家族団らんのスペースにもなっているのです。
土間で晩酌をしながら家族との会話も楽しめるのは、嬉しいですよね。
玄関からリビング・土間と1つのスペースにすることで、広々とした開放感のある空間を演出しています。
土間リビングのある家
この家は、玄関ドアを開けると広々した土間リビングが広がり、LDKとの一体感を感じられます。
土間スペースでは、子供が雨の日でも土いじりで遊べるような空間に仕上げているのです。
仕切りの少ないオープンなスペースのため、風通しもよく快適に遊べそうですね。
キッチンやリビングからも子供の遊ぶ姿が一望できるため、親御さんも安心して見守れます。
土間スペースを子供の遊び場として活用した事例となります。
風と光を感じる公園のような家
この家は性能にこだわり、光と風を感じる公園の様な家をコンセプトに建てられました。
仕切りをなるべく設けないことで、室内を空気が巡るように吹抜けとなっています。
リビングダイニングへ繋がるコンサバトリーからはたくさんの光が入り、リビングを明るく照らしてくれます。
そのため、室内にいながら、公園で日向ぼっこをしているように感じる空間となってます。
また、リビングの床を一段下げたことで開放感が増し、家族の集まりやすい場所を演出しているのです。
土間スペースを活用し、空気と光の入りを良くすることで、快適な空間へと仕上げています。
土間のある家のメリット
土間のある家のイメージが持てたところで、ここからは土間のある家のメリットとして下記2つを解説します。
- 子供やペットが過ごしやすい場に
- 玄関土間は大きな収納スペースになる
上記2つのメリットについて詳しく解説しますね。
子供やペットが過ごしやすい場に
土間は、子供やペットが過ごしやすい場所となります。
靴を脱がなくていい分、室内と比較すると汚れを気にする必要がないのです。
土間がない家では、子供やペットが外で遊んだ際、室内に汚れを持ち込ませないよう気を配る必要がありますよね。
一方、土間のある家では、汚れた際の処理も簡単なうえ、土間で遊ばせることもできるのです。
また、リビングから土間を繋げることで、家事をしながら遊んでいる姿を見守ることもできるため、安心して遊ばせられます。
そのため、子供やペットが伸び伸びと遊べる、過ごしやすい場所となるのです。
玄関土間は大きな収納スペースになる
玄関土間は大きな収納スペースとして活用できます。
例えば、アウトドア用品やスポーツ用品などは汚れがちなため、屋内へ保管する際は周りを汚さないように気を配る必要があり、収納するのも大変ですよね。
一方、玄関に土間がある家は、汚れがちなモノでも室内に持ち込む必要がないので、汚れを気にすることなく収納できます。
また、買い溜めした大量の食品も土間玄関があれば、家に着いてすぐ収納できるため、負担がありません。
他にも、自転車やバイクの部品など大きくて収納に困りがちなモノでも、土間玄関の広いスペースを利用すれば、問題なく収納できます。
上記のように土間玄関は、屋内を汚す心配のない使い勝手のいい収納スペースとなるのです。
土間のある家のデメリット
土間のある家のメリットを解説しましたが、土間スペースを設けることでデメリットとなることもあります。
土間を取り入れた住まいを考えている方は、下記のデメリットも考慮して検討してください。
- 土間の分部屋が狭くなってしまう
- 土間から冷気が上がり冬場は寒くなる
デメリットを事前に把握しておくことで、対策を立てられるため参考にしてください。
土間の分部屋が狭くなってしまう
土間を設置することで、その分部屋が狭くなってしまいます。
土間は、収納スペースや遊び場など様々な用途で活用できるため、スペースを広く取りたい方も多いですよね。
しかし、土間スペースを広く確保した分、他の部屋が狭くなってしまい、過ごしにくさを感じてしまう恐れがあるのです。
当たり前ですが、家を建てる土地には限界があります。
そのため、全体のバランスを考えて土間のスペースを決めなければなりません。
土間の使用目的、それに合った広さを踏まえた上で、ハウスメーカーの担当者と話し合って決めましょう。
土間から冷気が上がり冬場は寒くなる
土間は屋外と屋内を結ぶ場所であるため、外気の影響を受けやすく、冬場は寒く感じることもあります。
風通しを良くするため仕切りを設けていなければ、玄関ドアを開閉する度に暖かい空気が逃げて、温度が下がってしまうのです。
また、床がコンクリートやタイルなど冷えやすい材質の場合が多いため、夏場は涼しくて快適ですが、冬場は冷え込んでしまいます。
そのため、寒さ対策も同時に考える必要があるのです。
家全体の断熱性を高め、冬場でも快適に過ごせるように事前に相談しておくといいですよ。
土間のある住まいを実現するならカイテキホームがおすすめ
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カイテキホームは、自然素材を使った自然調和の家づくりを得意としています。
累計実績数が626棟となっており、土間のある家も数多く手掛けているため、安心して任せられますよ。
依頼する際には、プロの設計士と建築家がじっくりヒアリングをしてくれるため、依頼者の希望や要望にも全力で応えてくれます。
先ほど解説した、土間のある家のデメリットに対しても対策を立て、想定以上の提案をしてくれますよ。
また、アフターサービスも充実しており、定期的な訪問点検を実施しているため、引っ越し後も安心です。
土間を取り入れた住まいを検討している方は、カイテキホームへ問い合わせてみてください。
まとめ
今回は、土間のある家の事例からメリット・デメリットを合わせて解説しました。
近頃、流行りの土間のある家には様々な魅力が詰まっています。
しかし、今回解説したようにメリットだけでなく、デメリットもありました。
土間を取り入れた住まいを検討している方は、メリットとデメリットを総合的に判断するといいですよ。
デメリットは事前の対策で防止することもできるため、予めハウスメーカーに相談することをおすすめします。
この記事が土間のある家を建てる判断材料となれば、幸いです。