近頃、注目を集めている『平屋』。
階段がないのでバリアフリー設計にしやすく、老若男女問わず住みやすい家のため、多くの方から注目されているのです。
しかし、いざ平屋を建てようにも
「おしゃれな平屋を建てるにはどうすればいいの?」
「平屋を建てる注意点はあるのかな?」
と悩まれている方もいるはず。
考えなしに平屋を建ててしまうと、逆に住みづらい家となる恐れがあるのです。
しかし、要点を押さえ、しっかりと準備をした上で建設することにより、あなただけのおしゃれな平屋を建てられますよ。
そこで、おしゃれな平屋の施工事例から共通点を解説します。
実際に平屋へ住んでいる人の口コミも合わせて紹介するため、参考にしてください。
おしゃれな平屋の施工事例3選
まず初めに、おしゃれな平屋の施工事例として下記3つを紹介します。
- ガレージのある平屋の家
- 和モダンで風情のある平屋の家
- 薪ストーブのある平屋の家
おしゃれな平屋の建築を検討している人は参考にしてください。
ガレージのある平屋の家
こちらの平屋には、大きなガレージを有しております。
十分なスペースがあるため、2台以上でも問題なく収納できそうです。
外壁は黒色に統一されており、スタイリッシュでおしゃれな外観ですね。
内装は天井を高く取り、開放感のある仕上がりとなっています。
大きな窓を2つ設けることで、自然光を十分屋内に取り込んでいるのがわかります。
また、床の木目や天井の柱をあえてむき出しにすることで、木の温かみを感じられますね。
収納スペースも工夫されており、ロフトを設置しています。
平屋は、2階建ての家と比べると部屋数に限りがあるので、収納スペースが少なくなりがちです。
しかし、ロフトを設けることで、収納スペースの問題を解決しています。
実用的でありながら、木の温かみを感じる落ち着いた雰囲気の平屋となっています。
和モダンで風情のある平屋の家
こちらは、和モダンで古き良き日本家屋を思い起こす平屋になっています。
お庭を広く設けることで、ガーデニングが楽しめそうですね。
中庭にも木を置くことで、屋内にいながらも自然を感じられる仕様となっています。
中庭を設けることにより、自然光を取り込む効果もあるため、屋内の深くを明るく照らしてくれます。
そのため、部屋だけでなく廊下も自然光により明るい温かみのある空間となっていますね。
平屋のポイントとして、部屋の仕切りをどうするかが大事です。
仕切りを設けすぎてしまうと、平屋の利点である開放感が失われ、仕切りがなさ過ぎてもプライベートな空間がなくなってしまうんですよね。
こちらの家では、部屋の仕切りを最低限にすることで開放感のある広々とした空間を演出していますね。
しかし、来客時にはリビングと応接室を仕切る大きな開閉扉もあるため、プライベートな空間も確保されています。
薪ストーブのある平屋の家
こちらの平屋は、屋根についた煙突が特徴的な家ですね。
また、屋根が斜めにデザインされた『片流れ屋根』を採用しています。
片流れ屋根にすることで、外観のシルエットがダイナミックになり、家を大きく見せる効果があるのです。
屋内には薪ストーブと広々とした空間が広がっています。
冬場は薪ストーブで温まりながら、家族だんらんを楽しめそうですね。
リビングも広々しているため、小さい子供が走り回っても危険ではありません。
子供部屋は、外から見えにくいように工夫されています。
平屋の特徴として、外から生活空間が見えやすくなっています。
そのため、防犯対策をしっかりしていなければ危険なのです。
こちらの家は、大きな窓をつけて自然光の入口を確保しながら、外から見えないようにブラインドで遮断していますね。
子供の遊び場を確保しながら、防犯対策もしっかりできています。
おしゃれな平屋の5つの共通点
ここからは、おしゃれな平屋の共通点として下記5つを解説します。
- 大きな窓で自然光を取り入れる
- 収納を増やして生活動線を確保
- 天井を高く取って開放的な空間に
- 屋根がおしゃれで印象的
- ウッドデッキやテラスを活用
上記の項目を取り入れることで、おしゃれな平屋となりますよ。
大きな窓で自然光を取り入れる
1つ目の共通点は、大きな窓で自然光を取り入れる方法です。
平屋の場合、2階建ての家と比べると外壁の面積が少ないため、窓が目立ちやすいです。
そのため、大きな窓を設けることにより、開放感のある家となります。
また、大きな窓があることで、室内に自然光を取り入れられるため、温かみのある明るい家となるのです。
中にはプライバシーを気にする方もいるでしょうが、カーテンやブラインドを上手く使うことで、プライバシーを確保しつつ開放感や明るさを保てます。
他にも、家を『ロの字』や『コの字』にして中庭をつくり、大きな窓を設けるのも1つの方法です。
外部からの視線を気にすることなく、明るさを確保できますよ。
収納を増やして生活動線を確保
2つ目の共通点は、収納を増やして生活動線を確保していることです。
平屋は2階建てと比べて床面積が狭く、収納スペースが不足しがちとなります。
ですが、デッドスペースを上手く活用することで、生活空間を十分確保しつつ、収納も増やせるんですね。
例えば、屋根裏や床下を活用することで、収納スペースが作れます。
上記2つは、大容量の収納スペースを確保できるため、スキーやスノボーなどの大型スポーツ用品、扇風機やこたつなどの季節ものを収納するのに便利です。
また、キッチン近くの床下に収納スペースを設けることで、食品庫としても利用できます。
水やお米、非常食など置き場所に困るモノの保管にも便利なため、おすすめです。
上記のように、デッドスペースを活用して収納を増やすことで、生活動線を確保しています。
天井を高く取って開放的な空間に
天井を高く取って開放的な空間にすることも、共通点の1つです。
平屋は、天井の高さを確保することで、開放的な広い空間を演出できます。
平屋であれば、天井高は法律的にも制限がかからないため、天井を高くできるのです。
加えて、リビングの一部の床を低くするダウンフロアリビングとすることで、さらに開放感が増しますよ。
また、天井に天窓を付けることにより、部屋全体が明るくて温かみのある空間となります。
上記のように、天井を高くし、工夫することでおしゃれな平屋となるのです。
屋根がおしゃれで印象的
平屋には、屋根がおしゃれで印象的な家が多いです。
屋根のデザインによって、家の印象は大きく違ってきます。
平面でフラットな屋根もありますが、屋根全体が一方向に傾くようにデザインされた『片流れ屋根』を採用している平屋も多くあります。
フラットな屋根の場合は、外観のシルエットがシンプルになり、外壁の素材や色身が映える効果があるのです。
一方、片流れ屋根にすることで、外観のシルエットがダイナミックになり、家を大きく見せる効果があります。
また、屋根の傾きを利用してロフトを設けることもできるため、収納スペース確保にも繋がるのです。
上記のような理由から、平屋には、屋根がおしゃれで印象的な家が多くなっています。
ウッドデッキやテラスを活用
ウッドデッキやテラスを活用している平屋も多く、人気が高いです。
ウッドデッキやテラスはアウトドアリビングとして利用でき、天気の良い日には家族で食事を楽しんだり、家族とのコミュニケーションの場となります。
外で庭先を見ながら取る食事は、開放感がありますよね。
また、洗濯物や布団を干せる場所としても利用できるのです。
ウッドデッキやテラスに屋根を設けることで、雨にも対応できます。
見た目にもおしゃれであり、実用的なウッドデッキやテラスは多くの方が取り入れていますよ。
平屋に住んでる人の口コミ・評判
平屋の住宅を検討している方の中には、実際に平屋へ住んでいる住人の意見が気になる方もいますよね。
そこで、平屋に住んでる人の口コミ・評判を紹介します。
満足している人と後悔している人の口コミを紹介するため、それぞれの意見を参考にしてください。
建てて満足している人の口コミ・評判
移動が楽。特に寝室とリビングや洗面所の移動は非常に楽に感じます。 ちょっとしたことで寝室に物を取りに行く時や、洗濯物を片付けに行く時はストレスを感じません。
引用元:平屋に住んでみての感想☆ | 一条工務店 i-smartで平屋を建てる!!
確かに平屋の場合は、階段がないため移動が楽そうですね。
2階の部屋にモノを取りに行く時は面倒くさく感じがちですが、平屋はその心配がなさそうですね。
洗濯物も毎日2階まで干しに行くのは大変な作業ですが、平屋の場合その必要がないため、日々の負担も軽減しそうです。
家族の気配がいつでも感じられるように。二階建てだと、子供が部屋に入ったら何してるかわからないし、どこにいるかもわからない。平屋だと、声や、音、気配まで近くに感じられて、親も子も安心です。
引用元:【注文住宅】永遠の憧れ平屋に住んでみた感想ぶっちゃけます!
家族の距離が常に近いのは、良いことですよね。
2階建ての家で子供部屋が2階にある場合、1日子供の顔を見ないで過ごすこともあり、一緒に住んでいるのか分からない時もありますよね。
しかし、平屋の場合は常に家族の気配を感じられるので、家族の距離が縮まりそうですよね。
特に小さい子供のいる親御さんは安心です。
建てて後悔している人の口コミ・評判
我が家は出来るだけ、接客ゾーンとプライベートゾーンを分けるように作っています。 しかし、1F接客ゾーン・2Fプライベートゾーンとフロアごとに分かれる2階建てと比べるとやはり、影響はあります。
引用元:平屋に住んでみての感想☆ | 一条工務店 i-smartで平屋を建てる!!
平屋のメリットで紹介した、家族の気配を感じられる点が逆にデメリットとなることもあるようです。
来客の際、寝室にまで話し声が聞こえてくるようでは、落ち着きませんよね。
また、間取りによってはプライベートな空間をお客さんに見られてしまう場合もあるようです。
接客する空間とプライベートな空間をいかに遮断できるのかがポイントとなりそうでね。
住んでみて、声を大にして言える結論はただ一つ…収納は出来るだけたくさんいる。
引用元:家を建てた後に激しく後悔してること
やはり、平屋は2階建てと比べると部屋数に限りがあるため、収納スペースの少なさを問題視している家が多いようです。
建築段階では十分な収納スペースを設けているつもりでも、いざ住んでみると足りないと感じることが多々あるようですね。
収納スペースが足りないと、生活空間にモノが散乱してしまう恐れがあるため、注意が必要です。
平屋の開放的な空間が狭くなってしまいます。
平屋を建てる際の3つの注意点
ここまでの解説を読み、改めて平屋に住みたいと感じた方もいることでしょう。
しかし、先ほど解説した後悔している口コミもあるため、事前に注意事項を確認するのも重要です。
そこで、平屋を建てる際の注意点として下記3つを解説します。
- 土地は広く確保しよう
- 日当たりや風通しを確保できる場所を選ぶ
- 防犯面への配慮も忘れずに
それぞれ詳しく解説しますね。
土地は広く確保しよう
平屋では、土地を広く確保する必要があります。
平屋の場合は、1階部分で全ての生活空間を確保する必要があるため、おのずと必要とする土地も広くなるのです。
広い土地が確保できずに平屋を建ててしまうと、1つ1つの部屋を狭くしなければならなくなり、過ごしにくい空間となる恐れがあるので注意が必要です。
しかし、広い土地となると田舎であれば見つかる可能性もありますが、都会ではなかなか見つかりません。
また、土地を広くする分、費用もかかってくるため注意してください。
日当たりや風通しを確保できる場所を選ぶ
平屋を建てる際には、日当たりや風通しを確保できる場所を選びましょう。
平屋は2階建ての住宅と比較し、建物の高さがないため、日当たりや風通しを確保しにくい場合があるからです。
日当たりや風通しが悪いと、部屋の中が暗くなってしまったり、洗濯物が乾きにくいなど私生活に悪影響が出てしまいます。
そのため、日当たりや風通しを確保できる場所として、郊外など周辺住宅との間隔が十分にとれる場所にするといいですよ。
また、周囲の建物状況や将来的な建築予定などを事前に確認することも重要です。
上記のように、日当たりや風通しを確保できる場所を選びましょう。
防犯面への配慮も忘れずに
平屋では、防犯面への配慮も忘れずに行いましょう。
なぜなら、平屋は外から屋内の様子を確認しやすく、出入りもしやすいため、空き巣のターゲットになりやすいからです。
そのため、外から屋内を確認しづらい間取りにしたり、窓には必ずカーテンを付けるなどする必要があります。
また、センサーに反応したら付くライトを家の周りに設置したり、踏むと足音が聞こえる防犯用の砂利を玄関の周りに敷き詰めておくなどの工夫もしましょう。
自分の身を守るためにも、防犯面への配慮を忘れてはいけませんよ。
茨城県で平屋を建てるなら『カイテキホーム』がおすすめ
茨城県で平屋を建てるなら『カイテキホーム』がおすすめです。
カイテキホームは、自然素材を使った自然調和の家づくりを得意としています。
累計実績数が626棟となっており、平屋も数多く手掛けているため、安心して任せられますよ。
また、平屋にしたからには、綺麗な庭が欲しいと考えている方も多いのではないでしょうか。
カイテキホームでは庭づくりの提案も同時にしているため、安心して任せられます。
平屋の建築から庭づくりまでトータルで依頼したい方は、カイテキホームへ問い合わせてみてください。
まとめ
今回は、おしゃれな平屋の施工事例から共通点と口コミに至るまで解説しました。
平屋だからこその2階建てにはない魅力がたくさんあります。
おしゃれな平屋を検討している方は、下記の共通点を参考にしてください。
- 大きな窓で自然光を取り入れる
- 収納を増やして生活動線を確保
- 天井を高く取って開放的な空間に
- 屋根がおしゃれで印象的
- ウッドデッキやテラスを活用
上記の項目を取り入れることで、おしゃれな平屋となりますよ。
この記事が、おしゃれな平屋を建てる参考となれば幸いです。